幸福の科学・初転法輪記念館の外観。
大川隆法・幸福の科学総裁が「『われ一人立つ。大川隆法第一声』講義」と題した法話を9月17日に行い、世界宗教・幸福の科学の原点を振り返った。
このほど出版され、演題にもなった書籍『われ一人立つ。大川隆法第一声』は、大川総裁の初転法輪(しょてんぼうりん)に当たる幸福の科学発足記念座談会「幸福の科学発足にあたって」を初めて活字化したもの。説法後に行った質疑応答に加え、東京都内にある教団の初転法輪記念館で説かれた法話「初転法輪の決意を新たに」も、合わせて収録されている。
法のスケールの大きさは出ている
大川総裁は1986年11月23日、都内の日暮里酒販会館(現・初転法輪記念館)で初めて説法を行った。当時、30歳の若き宗教家の声を聴こうと、全国から87人が参加。全人類救済と地上ユートピア実現に向けた活動がここから始まる。
その時の様子について大川総裁は、「 第一回の座談会辺りの私が言っている発声内容を聴けば、宗教の起こってくる感じの、その現在進行形のものが見えるところかなと思います」「34年経って、今この説法、『幸福の科学発足にあたって』の説法を読んでみても、だいたいその後についての輪郭は大きくは外れてない範囲でやっていることを、言ってはいるんじゃないかと思うので、そんなに外れてはないし、法のスケールの大きさは出ている 」と振り返り、出版事業の立ち上げの難儀さなどに触れ、社会的信用を得る難しさについて語った。
続けて総裁は、初期のころに強く感じたこととして、悪霊から憑依されないようにするには、謙虚さや平凡さの自覚が自分を守る上で大切であるとした。
今アーレントがいれば、中国を確実に批判
その後大川総裁は、哲学者ハンナ・アーレントが指摘した「政治における虚偽」を引き合いに出し、トランプと安倍政権を批判した藤原帰一東京大学教授のコラム(9月16日付朝日新聞夕刊)に触れた。
大川総裁は、今アーレントがいれば、中国の体制を批判するのは確実であるとして、この時期にアーレントを取り上げるのであれば、藤原氏も中国に批判を加えなければ意味がないとし、倒産を経験しながら不動産王になったトランプ大統領と、中国の全体主義体制とでは違いがあると指摘。
その上で、「 学者とかいろんな方々の権威、この世的には権威がいっぱいあるんだろうとは思いますけども、私たちは最初から理解してくれないものと思いながら始めている 」と語り、一定の実績を積み重ねることで、世間から"異端"と思われている霊界や宇宙などの分野に踏み込むことができると述懐した。
幸福の科学の原点から今後の飛躍を誓った本法話は、信者のみならず、教団に関心を持つ人にも理解しやすい内容となった。
本法話では、その他にも以下の多くの論点について語られた。
- 「大川隆法」という名前の由来
- 幸福の科学と、浄土真宗や生長の家の活動信者の比較
- 初めて明かされたエピソード(出版社や他宗との軋轢など)
- 大川総裁の在家時代
- 幸福の科学はアメリカに流れているUFO・宇宙人情報よりも詳しい!?
- 松下幸之助の「無借金国家論」について
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『われ一人立つ。 大川隆法第一声』
幸福の科学出版 大川隆法著
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2020年9月13日付本欄 大川隆法・幸福の科学総裁、34年前の初の説法「発足記念座談会」が書籍化
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