イギリスのテレビ番組「Loose Woman」に出演する閻麗夢(リ・メン・ヤン)博士。画像はYouTubeより。
《本記事のポイント》
- 元香港大学のウィルス研究者がイギリスのテレビ番組に出演
- 新型コロナの自然発生説には解決されていない矛盾がある
- 「新型コロナは作られた」と主張する研究者たち
4月にアメリカに亡命した元香港大学のウィルス研究者である閻麗夢(リ・メン・ヤン)博士は9月11日、イギリスのテレビ番組「Loose Woman」に出演し、新型コロナウィルスは中国の科学者によって作られたものだと語った。同氏の出演と発言が、海外メディアを中心に話題を呼んでいる。
ヤン博士は初めて感染が確認された2019年末から、新型コロナの研究に着手。コロナが人工的に作られたものである証拠を列挙し、独立機関による中国・武漢市の研究所を調査することを求めるレポートを14日、公開した。
その翌日、同氏のTwitterアカウントが理由も分からず凍結され、物議をかもしている。
矛盾だらけの自然発生説
発表されたレポートによると、新型コロナは自然に発生したウィルスとは明らかに違う特徴を持っているという。感染後、身体の複数の器官に作用し、感染症状が出るまで長い潜伏期間を要する。また、コウモリから発生した途端に、人間へと感染するなど、どれも不自然な特徴だという。
さらに、「新型コロナが自然に発生した」との主張には、解決されていない矛盾点が多く存在するという。コウモリ由来のZC45と遺伝子配列が酷似していることから、新型コロナは短期間で開発されたとの見方も示されている。
「新型コロナは作られた」と主張する研究者たち
新型コロナウィルスは自然発生的に生まれたものだと、多くの人に漠然と信じられてきた。しかし、その主張に異を唱える研究者が続々と現れてきている。
例えば、新型コロナの人工説を発表した途端に消息不明となった広東省広州市にある華南理工大学・生物科学与工程学院の肖波濤(シャオ・ボタオ)教授、コロラド州立大学名誉教授・杜祖建氏、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援の下設立された非政府組織「ワールド・アカデミー・オブ・バイオメディカル・サイエンス・アンド・テクノロジー」の代表のジュゼッペ・トリット氏。直木賞作家である楊逸(ヤンイー)氏も『わが敵習近平』という著書で、新型コロナが人為的に作られたと主張している。
大川隆法・幸福の科学総裁も2月の時点で、新型コロナは人工的に開発され、研究所から漏れた可能性を指摘していた(関連記事を参照)。
自然発生説の矛盾点が次々と指摘される中、沈黙を続けている中国は、武漢の研究所に独立機関による調査を許可し、何が起きたのかを公表するべきだ。中国が引き起こした混乱はあまりにも大きい。その責任を追及される時は近い。
(竹内光風)
【関連書籍】
『中国発・新型コロナウィルス感染 霊査』
幸福の科学出版 大川隆法著
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