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米大統領選が11月に迫る中、対中外交が争点の一つとなっています。
中国政府による「香港国家安全維持法」の施行や新型コロナウィルスをめぐる隠ぺい工作などにより、全米で中国への不信感が高まり、対中融和を主張してきた民主党であっても、強硬に転じなければ支持者を失いかねない状況です。
そのため、かつて「中国は敵ではない」「中国が力を増していることは中国人民だけでなく、アメリカや全世界にとってプラスだ」などと親中的な発言を繰り返してきたジョー・バイデン氏も、トランプ政権をなぞるように対中強硬姿勢を示しています。
その"努力"の甲斐もあってか、「バイデン氏が当選しても、アメリカの反中路線は変わらない」とする声があがってきています。
しかし、ここで忘れてはならないことが、バイデン氏が副大統領時代に築いてきた中国政府との蜜月関係です。