大川隆法・幸福の科学総裁は12日、栃木県宇都宮市にある教団の研修施設である総本山・正心館で法話「信仰からの創造」を行った。
幸福の科学の二大祭典の一つであり、大川総裁の誕生日を祝う御生誕祭の法話として、同グループの中継網を通じて、全国・全世界3500カ所に同時中継された。
現在、世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るい、大恐慌の可能性もささやかれている。また、豪雨による洪水が日本や中国を襲い、バッタやイナゴなどによる蝗害もアフリカ、南アジア、中国、南米など各地で同時発生している。
大川総裁は、そうした苦難の時代に立ち向かう心構えについて語った。
対コロナで鍵を握るのは恐怖心の克服
まず、日本中が新型コロナを恐れて、さまざまな活動を自粛していることについて、ウィルスはまだ生物にもなっていないレベルの存在であり、「 『こんなものに倒されてたまるか!』というぐらいの気概を持っていれば絶対大丈夫 」と明言。逆に、恐怖心があると感染し、重篤になるケースが多いと指摘した。
また、「 それほどまで恐怖する必要はないと思ってはいるんですけども、それは信仰の力があれば、十分に勝てる 」と訴え、世界中で天変地異が起きている時代に、人々が知るべき神の名と、その救済力について語った。
コロナ禍でも「仕事ができる体制に戻すべき」
さらに大川総裁は霊的人生観から、人は死の下に平等であり、死そのものは不幸ではなく、何もなさずして死ぬことこそが不幸であり、人を不幸にして死ぬことが不幸であると喝破した。
コロナ第一波の際には、政府や自治体が経済活動の自粛要請を行い、感染者数が再び増え始めた現在も、同様の動きが見え始めている。
しかし大川総裁は、こうした流れの先に、大きな経済的な恐慌が来ると警告。政府は休業要請と抱き合わせで補償金などを撒いているが、それでも倒産・失業を免れない人は増える。さらに、このまま政府の大盤振る舞いが続けば、日銀の破たんの可能性が近づいており、増税がやって来るという。
大川総裁は「 どうやって、もう一回仕事ができるような体制に戻していくかという、そういう空気づくりが非常に大事 」とし、そのなかにおける精神として、「 どんなに頑張っても、この世からはいつかは、離れていかねばなりません 」「 自分自身のミッションとは何かということを感じ取ることが大事 」だと語った。
「信仰の優位のもと、繁栄を目指せ」
さらに大川総裁は、世界が混乱するなかで浮かび上がってきた問題として、信仰心が薄れてきていることを指摘。宗教には本来、未知の病気や天変地異を調伏するだけの力があるとして、その力を引き出すために必要なことを述べた。
そして、人間は「 神仏より分かれたる光の一つ 」であり、その信仰の優位のもとに、政治的繁栄、経済的繁栄、科学技術の進展、文化的繁栄があると語った。
大川総裁はこうしたユートピアをつくるために勤勉に努力することが大事だとし、「 希望や勇気を与える人が必要なんです 」と聴衆を鼓舞した。
本法話では、他にも次のような多岐にわたる論点への言及があった。
- 日本における新型コロナウィルスの感染規模の小ささ
- トランプ米大統領のコロナ対策から学ぶべき姿勢とは?
- 世界の幸福の科学信者が起こしている奇跡とは?
- 世界で同時に天変地異が起きている理由
- コロナ禍が私たちに「与えてくれた」ものとは?
- 崩壊する近代の政治・経済・軍事の原理
- 日銀破たん、増税時代到来へのプロセス
- 今学ぶべき行基、空海、日蓮の業績
- 新時代に求められる経済学とは?
- 中国に今、求められていることとは?
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『ザ・リバティ』2020年8月号
幸福の科学出版