2020年8月号記事
優れたリーダーには「名参謀」あり
理想のナンバー2とは
古今東西に存在する、歴史を創ったリーダーたち。その影には常に、「名参謀」が存在する。
彼らの生き方から理想のナンバー2の姿を読み解く。
(編集部 駒井春香)
歴史は、数々のリーダーや偉人の活躍により刻まれてきた。
そして、時代を創った英雄たちには、ほぼ必ず、陰で支えるサブリーダーや参謀がいた。
天賦の才といえるカリスマ性や、卓越した才能を持つリーダーも、一人では偉業を成し遂げることはできない。ナンバー2は、情勢を分析し、考え抜かれた戦略や戦術をもって、トップを補佐する。人材の調整や資金・兵糧調達など、トップの手が届かない箇所を請け負い、リーダーシップを発揮する手助けをする。良きナンバー2を持つことこそが、組織の成長の原動力となる。それは現代でも同様だろう。
日本にもさまざまな優れたナンバー2が存在する。本欄では、その中でも特筆すべき二人の生き方をクローズアップ。世間に溢れる「ナンバー2論」とは一線を画す、自らを滅してトップに仕えるその無私なる姿勢から、「理想のナンバー2」の姿を学びたい。
豊臣秀吉を天下人たらしめた弟・秀長
本田宗一郎と共にホンダを世界企業まで押し上げた藤沢武夫
シマヤ 元社長夫人・原田清子氏インタビュー 「妻の心得」