HSU未来産業学部 アソシエイト・プロフェッサー
木村 貴好
(きむら・たかよし)1971年、埼玉県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒。同大学院修士課程(環境科学)修了、同農学研究科博士課程単位取得後退学。博士(農学)。応用昆虫学分野の研究を行う。農業生産法人、茨城県農業総合センター生物工学研究所を経て、2008年、幸福の科学に奉職。現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの未来産業学部アソシエイト・プロフェッサー。「自然と環境」「基礎生物B」などの授業を担当。著書に『スピリチュアル自然学概論』。
◎ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)未来産業学部のホームページ
http://future-industry.happy-science.university/
本記事は、連載途中の「生命の探究に向けて」の番外編(3回分)です。テーマは地球温暖化で、今回は最終回。
環境問題は、多くの場合、「人間活動の行き過ぎに対する警告」から始まります。これは地域社会や人類に対する“愛"であり、「環境を守ることは善で、環境を破壊することは悪」という構図も、しばらく通用した価値観でしょう。
下の図は、環境を論じる学者やマスメディア、環境活動への賛同者等の分類を試みたものです。縦軸に「調和的・進歩的」―「恐怖心・闘争的」、横軸に「文明肯定的」―「人間原罪論的」という対立軸を立てました。厳密ではないですが、環境について意見を持つ人は、ある程度この類型に当てはまるのではないかと思います。