奄美大島南部の瀬戸内町が検討を進めていた、中国資本とみられる大型クルーズ船の寄港誘致案の受け入れを断念することを決めました。

鎌田愛人町長が8月下旬に記者会見を開いて発表しました。地元住民の理解が得られなかったこと、検討協議会からの寄港誘致案に関する7提言が短期的には実現困難であることなどを理由に挙げています。

大型クルーズ船誘致については、本誌2019年5月号本誌記事「 【地域シリーズ鹿児島】戦艦「大和」の英霊に捧ぐ─鹿児島から、日本を守る。 」の中の現地レポートで、地元住民の困惑と反対の声をお伝えしました。今回の決定は、そうした民意が反映された結果と言えます。

本欄では、誘致案の概要や受け入れ断念の経緯についてお伝えします。