育児休暇の延長を目的に、あえて「落選」を狙って保育所の利用を申し込むケースが増えています。育休を延長し、給付金の支給を受けるためには、保育所に子供を預けられないことを証明する「落選通知」を、勤務先を介してハローワークに提出する必要があるためです。

この問題に対して、厚生労働省は22日、入所申し込みの際に「落選希望」なのかを確認し、「落選希望」の場合、入所の優先順位を下げるなどの対応策を示しました。

子育て世代がぶつかる壁としては、「待機児童問題」が長らく注目されてきましたが、「育児休暇の延長」などの新たな問題も浮き彫りになったと言えます。

本欄では、「待機児童問題」や「育児休暇の延長」など、子育て世代が直面する問題をどう解決すべきかを考えてみます。