2018年12月号記事
仕事の成果が出る!
リッツ・カールトン流おもてなし講座 Vol.27
世界最高峰のおもてなしで多くの人を感動させる「ザ・リッツ・カールトン・ホテル」の元日本支社長の高野登氏に、仕事の悩みを解決するヒントを聞きます。
Happy Cafe 店長
マミ
元気で明るい。何でも前向きにトライ。たまに、おっちょこちょいなところも。
今月のマミ店長の悩み
セルフ・プロデュースでファンを得るためには?
実は、私自身のセルフ・プロデュースについては考えたことがないんです。私の仕事はリッツ・カールトンをプロデュースして、ブランドとして確立することだったので。講演などの仕事も、自分で営業したことはありません。
ただ、 一つ心がけているのは、いただいた仕事一つひとつにおいて、相手から期待されていることを150%ぐらいでお返しすることです。 これは時間の長さではなく「中身の濃さ」です。
例えば、「このテーマで講演してください」と依頼されて、90分の時間と数十万円の講演料をいただいたとします。その講演において、依頼主から見て、「どう安く見積もっても講演料の1.5倍以上の話が聞けた」と思っていただけるような価値を提供し続けることです。そのための準備を怠らないことが大事です。そうすると、「またお願いします」という展開になります。
やはり、「仕事の報酬は次の仕事」です。だから、いい仕事をすると次の仕事がやってきます。 またそこで期待を超えていくと、次の仕事がやってくるのです。
自分自身でプロデュースしなくても、第三者が自分をプロデュースしてくれる状況になれば、それが最強だということです。
また、自分が持っている力を100%出し続けただけでは、自分の成長にはつながりません。筋トレと同じで、少しずつ負荷を増やしていくことで、より大きな負荷にも耐えられるようになります。だから常に150%以上のものを提供することを心がけているのです。
聴衆のニーズを読むためには?
相手に伝わる話をするための心がけは?