1995年3月、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件では、死傷者の合計が約6300人に及んだ。写真:読売新聞/アフロ
2018年9月号記事
ニュースのミカタ 1
社会
麻原死刑囚、刑執行
「無宗教」がオウムを生んだ
戦後最大の無差別殺人事件に、一つの区切りがつきました。
地下鉄サリン事件を含む計13の事件で27人を殺害した罪などにより、オウム真理教元代表の麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚ら7人の死刑が7月6日午前、執行されました。
しかし麻原死刑囚は「物言わぬ教祖」と言われ、犯行の動機も経緯も、裁判ではまったく語らぬままでした。日本社会には釈然としない空気が漂っています。
死刑執行の翌7日、各紙社説もこう記しています。
「なぜ教団は社会を敵視し、サリンの散布にまで走ったのか。(中略)その根源的な疑問は解けないまま」(朝日新聞)
「明確な答えや教訓を十分に得ることができないまま、ここまで来てしまった感が強い」(日経新聞)
いったい何が「怪物」を生み出し、多くの若者を暴走へと駆り立てたのでしょうか。
実は刑執行直後の同日午後、麻原死刑囚の霊が大川隆法・幸福の科学総裁のもとに現れました。死んだ自覚はあるものの、死後の行く先に迷い、助けを求めに来たのです。大川総裁は、麻原死刑囚の霊言を収録。麻原霊は、犯行に至った心の闇を語り始めました(下書籍所収)。
麻原彰晃の霊言
オウム事件の「本当の動機」と「宗教的けじめ」
大川隆法著
幸福の科学出版
【語られた内容】
- 被害者に対する謝罪の意はあるか?
- 本当に責任能力がない精神状態だったのか?
- 本当にチベット仏教の修行を満行したのか?
- 後継団体への"メッセージ"とは?
- 麻原死刑囚の死後の行き先とは?