ノーベル平和賞受賞者で昨年7月に死去した中国の民主活動家、劉暁波氏の妻で、自宅軟禁されていた劉霞氏が、中国を出国し、ドイツに到着したことが報じられています。
このニュース自体は喜ばしいことですが、本誌2018年6~7月号で報じたように、中国の人権弾圧は止まるところを知らず、仏教やキリスト教、イスラム教への迫害は、年々深刻化しています。
「あなたがたは、まず仏教国に戻すことですよ、中国を。仏教国に戻す」
大川隆法・幸福の科学総裁が6月下旬、元英国首相のウィンストン・チャーチルの霊を呼び出したところ、チャーチルの霊はそう語っていました。
中国は元・仏教大国でもあります。今でも数多くの寺院があり、民間レベルでは信仰を集めています。中国の人権弾圧を防ぐには、宗教的な思想が国全体に広まっていくことが不可欠でしょう。そこで本欄では、中国における仏教の歴史について、振り返ってみます。