若い人たちを中心に、スマホで自分の写真を撮り、SNSにアップする「自撮り(セルフィー)」が流行っています。その一方で、「自撮り」する人が増えるにつれて、問題も明らかになっています。

5月下旬、イタリア・ピアチェンツァの駅の線路に転落し、片足を切断するほどの重傷を負った女性を背景に、男性が自撮りしていたのです。この写真は、伊メディアのトップニュースで取り上げられ、SNSでも拡散されました。

この出来事を目撃したジャーナリストのジョルジオ・ランブリ氏は、地元紙に「予想外の蛮行:悲劇の前で自撮り」という記事を執筆。また、別の地元紙は、事故現場で自撮りする行為を「私たちの心の中でうごめく虫」と批判しました。