元陸自西部方面総監

用田和仁

(もちだ・かずひと)

1952年、福岡県生まれ。防衛大学校を卒業後、陸上幕僚監部教育訓練部長、統合幕僚監部運用部長、第7師団長などを歴任。元陸将。現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員。共著に、『日本と中国、もし戦わば』 (SBクリエイティブ)がある。

オリンピックが行われている韓国の平昌からたった80キロの地点で国境を接する北朝鮮の金正恩政権は、核・ミサイル開発を着々と進めています。

しかし、日本に迫る軍事的脅威の「本丸」は、北朝鮮の何倍もの軍事力を持つ中国です。

今回、元陸上自衛隊西部方面総監の用田和仁氏が、本誌に寄稿。その内容を3回に分けて掲載します。今回は、その第2回です。