2018年2月号記事

聞いてみた

神道、仏教、キリスト教、イスラム教、幸福の科学

2018 夢を叶える

世界の「神頼み」

神仏の存在が普段より身近に感じられる年末年始、「神頼み」について考えた。

(編集部  小川佳世子、小林真由美)


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信じる宗教を問われ、「無宗教」と答える日本人は多いが、年末にはお寺で除夜の鐘を聞き、新年には神社に初詣に向かう。初詣の参拝客数は毎年全国で約9千万人とも言われる。年初に当たり、家族の健康や安全、夢の実現を願うのは、人知を超えた力の存在を信じる気持ちがどこかにあるからだろう。

さらに世界を見渡せば、さまざまな宗教があり、目に見えない神様を多くの人が信じて祈っている。「願いを叶えたい」という気持ちは世界の人々も同じはず。せっかく「神頼み」をするなら、神様に願いが届くようにしたいもの。

そのためにはどんなことを心がけたらよいのか。また、その願いを受け止める神様はどんな存在なのか。日本人になじみのある神道、仏教、世界中に信者がいるキリスト教やイスラム教の「神頼み」について、それぞれの聖職者に聞いてみた。

次ページからのポイント

神道 先祖の霊が神となって私たちを導いてくれる 中嶋勇人氏

仏教 願いはすべて満たされないことが尊い 赤澤貞槙住職

キリスト教 神からの「応答」があるまでひたすら祈り続ける 田代英樹氏

イスラム教 神の教えを守っていれば天国に行くことができる 下山茂氏

幸福の科学 本地川瑞祥氏