24日発信のロケットニュース24に、「中国網」の記事が載っている。今、中国の「ぜいたく品」の市場が拡大しており、2008年のアメリカのある調査によると、中国のぜいたく品市場の30%を「愛人」が占めているという。

中国は歴史的にも典型的な男社会であり、側室は当たり前という風潮は、現代においても、社会制度として認められていないものの、寛容だという。

愛人を囲うことは、男性にとって「本妻への責任を果たし、かつ愛人にぜいたくをさせるだけの財力と権力がある」という証、愛人に金を使わせることは男のメンツを保つ上で重要な証明。

かたや愛人にとっても、高級ブランドを見せびらかすことは、自分には「忠実な男性がいる」「有力なパトロンがいる」ということの主張になる。愛人は軽視することのできない「ぜいたく品」であることは確かなようだ。

古来、有力者の愛人は腐敗の原因になるともいわれ、現代中国でも汚職の原因になるとして、官僚や公務員の収入は愛人を囲えない程度に設定されているというが、抜け道があるのではないだろうか。

「ぜいたく品」が大量に出回ることによって、色と欲と金の「貪欲想念」が中国共産党一党独裁体制国家をジワジワと揺るがしかねまい。(ア)

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