自民・公明両党の与党税制協議会において、所得税の増税が検討されています。
今回の増税の対象が主に富裕層ということもあるのでしょうが、一般的に所得税の増税は、消費増税に比べて大きな話題になりにくい傾向があります。
それは、大半のサラリーマンは所得税がいくら取られているのかをあまり意識しないからでしょう。
給与明細には、所得税や社会保険料がどれだけ天引きされているのかも記されていますが、多くの方は、トータルの給与額と手取り分くらいしか見ていないのではないでしょうか。
実は日本の徴税の仕組みは、国際的には極めて特殊と言えます。この仕組みがどのようにできたのか、また他国はどんな制度になっているのかを見ていきます。