オーストラリア政府は、不当な内政干渉を阻止するため、年内に法案を議会に提出することを決定しました。外国人からの政治献金を禁止し、国外から資金提供を受けて活動する国内の組織に登録を義務づけ、監視を強化する見通しです。

この動きは、中国を念頭においたものです。オーストラリアでは、政治家や中国からの留学生を利用した中国共産党による政治工作が活発化しています。

オーストラリア労働党連邦下院議員のマイケル・ダンビー氏は、11月中旬に東京都内で開かれた「諸民族青年リーダー研修会」で、中国の内政干渉の実態について講演を行いました。

本記事では、その講演内容の一部を紹介します。

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中国の習近平政権は、東南アジアと太平洋において、政治的、経済的な影響力を増す努力を続けてきました。それは、全世界におけるアメリカの影響力に対抗するという面を持っています。