大東亜戦争の日本軍最悪の作戦と評される「インパール作戦」。日本軍はこの戦いで、約9万人を投入し、約3万人が命を落とす大敗北を喫し、日本軍の負の象徴の戦いとされています。

今年8月、NHKは毎年恒例の戦争ドキュメンタリーを特番で放送しましたが、保守的な考えを持っていた籾井勝人会長が退いたためか、内容が自虐史観一色となりました。

その一つに、「戦慄の記録 インパール」(15日放送)と題した番組で、インパール作戦が取り上げられ、いかに「無謀な戦いであったか」が強調されました。

作戦を指揮したのは、牟田口廉也(むたぐち・れんや)中将。本欄では、インパール作戦とはどのような戦いであったのか、そして、本当に無謀な戦いであったのかについて迫ります。