中国人民銀行(中央銀行)は18日、金融機関が中銀に預け入れる預金準備率を24日から0.5%引き上げると発表した。各紙が報じている。
昨年11月以来5回目の引き上げになり、預金準備率は大手銀行の標準で19.5%になるとみられている。
中国では食品価格や不動産価格の高騰が収まらず、インフレ懸念が高まっているため、預金準備率を引き上げて、人民銀で余剰資金を吸収し、貸し出しに回る資金を減らすことが目的だ。
人民銀は9日にも、金融機関の貸出・預金金利を1年物でそれぞれ0.25%引き上げている。なかなか止まらない物価高に、今後も金融引き締めは続くことが予想される。(吉)
【2月19日分ニュースクリップ一覧】
中国が対米空母へのミサイルを配備
日米印が4月に軍事演習 中国を牽制
戦略なきオバマ外交の漂流
全国学力テスト「全員参加」復活の流れ
シンガポールに励まされる日本
インドやタイの女性が日本人の「代理母」に
衰退するメディアと興隆するメディアの違いはどこに?
摩天楼が都市を救う
米、世界初の「反レーザー」を発明