オリバー・クロムウェルの肖像画(画像は wikipedia より)
中国の民主化運動家・劉暁波氏が亡くなったニュースが、世界中を駆け巡りました。劉氏は、中国に「自由」や「民主主義」をもたらすために、命を懸けて戦った英雄でした。
同じように、「自由」や「議会政治」のために戦った人物は、歴史上に数多く存在します。例えば、今から遡ること約375年前のイギリス。清教徒革命の主導者として、絶対王政を倒し、共和制を打ち立てた政治家、オリバー・クロムウェル(1599~1658)も、その一人です。
クロムウェルには、「天才的な軍事指揮官」「革命の英雄」「神に選ばれたイギリス人」という評価がある一方、「国王殺し」「独裁者」という批判もあります。一体何を目指していたのか、その生涯を振り返ってみましょう。