2017年8月号記事

幸福の科学のこと、全部、言っちゃうね。 part3

高校生で英検1級、1年間でTOEIC400点アップ、学部レベルで特許申請……

ありえない成果には理由がある

幸福の科学中高・HSUの教育メソッド

天下り問題や加計学園問題で揺れる文部科学省。同省が主導する教育制度にはほころびが目立つ。 教育界にもイノベーションが必要だ。

(編集部 河本晴恵、山本泉)


contents

ありえない成果には理由がある - 幸福の科学中高・HSUの教育メソッド - 幸福の科学のこと、全部、言っちゃうね。 part3

ありえない成果には理由がある - 幸福の科学中高・HSUの教育メソッド - 幸福の科学のこと、全部、言っちゃうね。 part3


「子供が希望する大学に入るには、学校だけでは難しいと思うので塾に通わせています」

中学1年の子供を持つ、大阪府在住の母親はこう話す。

15歳の学力をはかる国際的な学習到達度調査(PISA)で、かつてトップクラスだった日本。「ゆとり教育」の実施など教育政策は迷走し、大きく順位を落とした。

現在、日本の小学生の47%、中学生の61%が塾に通っている(*1)。「勉強が嫌い」という中学生は53%、高校生では60%に達している(*2)。いじめや不登校も依然として多く、教育現場では混乱が続いている。

(*1)文部科学省の2016年度「全国学力・学習状況調査」
(*2)東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」

社会と大学教育のミスマッチ

大学教育にも課題がある。

経済同友会が2016年に行った調査では、「採用時に大学の成績表を大いに考慮する」と答えた企業は17・2%にとどまった(*3)。また、国立教育研究所が学生を対象に行った調査では、「大学の授業が外国語能力の向上に役立った」との回答は36%にとどまる(*4)。

企業にとっても、学生にとっても、実践的な教育を行う大学は限られているようだ。高等教育は日本の国際競争力を高める上でも重要だが、現状では、人材を育てる場として十分に機能していないことがうかがえる。

教育は国家百年の計であり、国の未来を左右する。

幸福の科学は宗教的見地から教育問題に対して提言を行ってきた。さらに、理想の教育モデルをつくるため、栃木県と滋賀県に幸福の科学学園中学・高校を開校。千葉県にはハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)を設立した。いずれの教育現場においても、開校・開学から数年の間で、常識はずれの成果を出し始めている。

他の学校といったい何が違うのだろうか。その秘密に迫った。

(*3)経済同友会「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果(2016年)
(*4)2016年発表「大学生の学習実態に関する調査研究」

次ページからのポイント

中学生で大学レベルの英語力も - 幸福の科学学園

卒業生 INTERVIEW