2017年5月号記事
20代までに知っておきたい
天職に出会うコツ
「自分の人生これでいいの?」
ふとよぎるそんな疑問と不安。その解消のヒントを探りました。
(編集部 山本泉)
天職発見チャート
START
1 あなたにとって、仕事とは?
自己実現→2へ
多くの人の役に立つためのもの→4へ
2 出世について、どう考えますか?
あまり努力せず、ほどほどに出世したい→6へ
熱心に働き、できる限り出世したい→3へ
3 もし、不本意な部署に配属されたら、どうしますか?
不平不満を言う→6へ
その部署で頑張る→7へ
4 何かに熱心に取り組んだことはありますか?
YES→7へ
NO→5へ
5 就職するとしたらどっち?
安定した大企業→9へ
規模に関係なく、やりたいことをやれる会社→8へ
6 子供のころ、わくわくするような夢は持っていましたか?
YES→8へ
NO→5へ
7 興味のあることや、仕事にしたいことはありますか?
YES→B
NO→A
8 夢は叶うと思いますか?
YES→B
NO→C
9 大企業に入りたい理由は?
大きな仕事ができるから→B
給料が高いし、世間体もいいから→D
結果は最終ページにて
「天職に巡り合えた時には、『これが正解だ』と感じます。そして、給料の額面にかかわらず、毎日がボーナスをもらったように楽しくなります」
アメリカの人気トーク番組で司会者を長年務め、億万長者となったオプラ・ウィンフリーさんは、2008年の米スタンフォード大学の卒業式でこうスピーチしました。
ウィンフリーさんのように天職に巡り合いたいものですが、それは簡単なことではありません。学生時代や仕事を始めたばかりのころは、なかなか天職とは確信できず、「この道でいいのか」と悩むのが普通です。
大川隆法・幸福の科学総裁は著書の中で、若い人たちへのエールを込め、就職活動には、「自分の天命を発見する」という意義があると述べています。
「『天職、天命が分かるか』といえば、そう簡単に分かるものではありません。ここがいちばんつらいところですね。(中略)
そして、その答えは、自分が好きなことの延長上にある場合が多いのは事実です。天命は、だいたい自分が好きなことの延長上にあって、それと、採用する側の『こういう人が欲しい』という条件とがクロスしたときに、就職は成立するのです」 (『「天職」を発見する就活必勝の極意』より)。
天職を発見するために、まずは心の声に耳を傾け、「自分は何が好きなのか」「何に向いているのか」「どんな人生を歩みたいのか」と考え続けてみましょう。
ウィンフリーさんは、先述のスピーチの中でこうも語っています。
「何をやるべきか、やらざるべきかは、皆さんの心のガイダンス・システムが教えてくれるのです。コツは、入り口に潜むエゴではなく、自分の本質を認識することです」
次ページから、「天職を見つけるヒント」を紹介します。
インタビュー いろんな視点を持つことが新しい発想につながる / 川上徹也氏
インタビュー どんな仕事でも志を持ってやれば天職になっていく / 大极勝氏
天職発見のためのヒント