6日はロナルド・レーガン元米大統領(1981~89在任。2004年死去)の生誕100年記念日。これにちなんだ話題を7日付け読売新聞が載せている。

記事によれば、4日にはカリフォルニア州での記念集会で共和党のサラ・ペイリン前アラスカ州知事が講演し、「小さな政府」を掲げて減税など保守的政策を推進したレーガン氏を賞賛。共和党はレーガンの功績を再評価してオバマ民主党政権打倒につなげたい考えがある。そのオバマ大統領も、年末年始にはハワイでレーガン氏の評伝を読破し、1月24日付けのUSAトゥデー紙でレーガンの「自らの構想を伝える才能」などを称賛したという。

タイム誌2月7日号は「オバマがレーガンを好きなわけ」と題するカバーストーリーで、レーガンをこう評している。「彼の保守主義は楽観主義的で未来志向( futuristic)だった。現実を踏まえた理想家であり、自分が望んだことが80パーセントかなえば、喜んで勝利を宣言するタイプの人間だった」

保守という言葉には「伝統的な価値を守る」というニュアンスもあるが、同時に、 このレーガン評が述べているように 「未来志向」でもありうる。なぜなら真の保守とは、国を守り抜いて発展させる責任を引き受ける立場であり、そのためには当然、将来を見据えて積極的な未来のビジョンを提示しなければならないからだ。

大川隆法・幸福実現党創立者兼党名誉総裁は、著書『この国を守り抜け』で、「今こそ、この国を守り抜き、保守回帰をなしとげるべき時である」と述べている。生誕100年を機に、レーガン的な「未来志向の保守」のあり方を考えてみるのもいいかもしれない。(T)

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