世界保健機関(WHO)はこのほど、世界194カ国の健康関連のデータを集めた、2016年版の「世界保健統計」を発表した。この中で、2015年の男女を合わせた世界全体の平均寿命は71.4歳で、2000年に比べ5歳延びていることが分かった。

近年、寿命が延びた要因として、英医学専門誌「ランセット」に発表された研究結果では、高所得地域において、がんと心疾患による死亡率の低下、低所得地域において、下痢、新生児期の障害などを原因とする、死亡率の低下などが挙げられている。

人間が、古くから願ってきた長寿への夢が、現実のものになっている。だが同時に、介護や年金を必要とする、超高齢社会への不安も感じさせるデータでもある。

日本は、20年以上連続で、世界一の長寿国

実は、冒頭のWHOの統計では、2015年の男女合わせた日本の平均寿命は83.7歳。わが国は世界一の長寿だった。日本は20年以上連続で、首位の座を守り続けている。

ちなみに、日本は、日常的に介護や医療に頼らずに自立した生活が送れる「健康寿命」についても、世界一で男性71.1歳、女性75.5歳だった(2015年8月28日付日経新聞電子版)。

世界の寿命も5歳延びるなど、多くの人が長生きできるようになった現在、世界一の長寿国である日本は、世界に先駆けて、「生涯現役社会」のモデルを示すべき立場にあると言える。

「六十歳までに使った脳は、全体の三分の一ぐらい」!?

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『エイジレス成功法』で、「生涯現役9つの秘訣」を説いている。

その秘訣の一つとして、大川総裁自身が、47歳のときに、医者から「あなたは、昨日死んでいるはずだ」と言われたエピソードを紹介し、こう掲げている。

「医者が『治らない』と言っても、あまり信じてはいけない。」

「生涯現役」と聞いて、「私はまだ○十代で若いから、関係ない」と思う人もいるかもしれない。だが、同書では、生涯現役を実現するには、若いころから蓄積すべき、体力や知力などの大切さについても説かれている。

長寿であっても、寝たきりやチューブにつながれた状態というのは、誰も望まないはず。まずは、「生涯現役人生」を送るための方法を知ることから始めてみてはどうだろう。(藤)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『エイジレス成功法』大川隆法著

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幸福の科学出版 『生涯現役人生』大川隆法著

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