震度7の揺れを2回観測した熊本県益城町の様子。写真:つのだよしお/アフロ
2016年7月号記事
ニュースのミカタ 2
被災地ルポ
復興に向けて力強く歩む人々
40人以上の犠牲者を出した、熊本地震から1カ月以上経ちます。避難者の数は徐々に減っているものの、まだ9千人を超えています(5月19日現在)。
記者は4月下旬、被害の大きかった益城町へ足を運びました。
被害は面ではなく「点」「線」
全壊している家、盛り上がり、亀裂が走る道路――。同町に着くと、地震の爪あとの大きさに思わず言葉を失います。
ただ、町内を回っていると不思議なことに気づきます。