お茶の名産地として知られる静岡県は、温暖な気候と豊かな海、山、平野があり、農産物や海産物の質も高い。加えて、スズキやヤマハ、ホンダなどの企業を輩出した「ものづくり県」でもある。

こうした経済的ポテンシャルを持った静岡県で、同県の強みを伸ばし、豊かで強いニッポンをつくろうと訴える、幸福実現党の江頭俊満(えがしら・としみつ)氏が、15日、静岡県庁で記者会見を開き、今夏に行われる参院選に幸福実現党の公認候補として出馬することを表明した。

一貫して国防強化を訴えてきた

江頭氏は、防衛大学校理工学部を卒業した元航空自衛官。一貫して国防強化を訴えてきた。今、この問題に真正面から取り組まなければ、北朝鮮による日本人拉致問題も解決しないばかりではなく、核ミサイルによって数千万人の日本国民が一瞬にして生命を奪われる事態にもなりかねない。

そうした事態を防ぐため、掲げる主要政策は大きく3点。

(1)<外交・防衛>

自分の国は自分で守る……日米同盟を強化しつつ、「自分の国は自分で守る」体制の構築に向け、国防強化に取り組む。また、中国・北朝鮮の民主化・自由化を促すための外交を展開する。

(2)<経済成長>

消費増税ではなく消費減税……日本経済の未来を開くには、増税ではなく経済成長に向けた政策遂行が急務。減税・規制緩和を基調とした政策で、国民の自助努力、企業家精神の発揮を促すとともに、未来産業への大胆な投資を行う。

(3)<社会保障>

すべての世代が輝くために……少子高齢化が進み、肥大化する社会保障費が財政を圧迫している。高齢者が75歳ぐらいまで生きがいを持って働ける「生涯現役社会」を実現しつつ、社会保障制度を抜本改革し、家族の支え合いを支援する制度設計を行う。

東海地震の予測のため、防災対策先進県でもある静岡。豊かさを守る強さを持った日本づくりは、ここから始まるかもしれない。

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