「領内に石油資源埋蔵の可能性があることがわかり、独立問題に関する議論が高まってきた」

グリーンランド自治政府のクライスト首相は、ノルウェーの外相との会談後のインタビューでこう答えたと言う(18日付けSankeiBiz)。

デンマーク領のグリーンランドは、デンマークから年間500億円の助成金を受けており、悲願の独立を果たすには、まず経済的な自立を実現しなければならないという事情がある。そこで油田の開発に期待をかけているわけだ。いまスーダンの南部でもアフリカで54番目の独立国が誕生しつつあるが、ここも油田が多くあることから独立の気運が高まったという経緯がある。

かたや、とっくの昔に経済的に自立していながら、事実上の半主権国家にとどまっている日本のような国もある。独立を目指して血を流し続ける国から見たら、さぞかし“ぬるい”国に見えるに違いない。(村)

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