たちあがれ日本の共同代表だった与謝野馨氏が、明日行なわれる内閣改造で入閣する見通しとなった。与謝野氏はすでに離党届を提出し、改造内閣では税制改正や社会保障改革にあたる方向で要職に就くことが検討されている。

同氏は以前より消費税の増税論者として知られ、今年 6月に方向性を定めるとされる消費増税を強力に進めていくことが予想される。政界でも屈指の政策通として知られるだけに、世論の反発で消費増税を断念した昨年の参院選の時のように、多少の反対では簡単に腰砕けになるとは思えない。

しかし、急激な財政再建路線は、 97年の橋本改革の時もそうだったように、深刻な不況を呼び込む可能性が高いので、増税に関しては慎重に議論することを求めたい。（村）

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