アメリカで、食事時に消費されるスナック食品の量が増えている。
市場調査会社NPDグループのオンライン調査によると、米国では昨年、一人で食事をする人がスナックを食事代わりにした回数は平均で191回に達したという。これは、2011年の167回からさらに増加している。また、米国勢調査局の統計によれば、一人暮らしの世帯数は1970年の17%から2012年には27%に増えている。
これについて、NPDグループの食品・飲料アナリストのダレン・セイファー氏は、一世帯の構成人数が減少していることと、1人で食事をする「孤食」がスナック食品の消費増につながった2大要因だと指摘する(2015/8/16 ウォール・ストリート・ジャーナル紙より)。
つまり、アメリカでは一人暮らしがスナック食品の消費を促しており、当然健康にも多くの害を与えていると推測される。ちなみに、厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本も一人暮らし世帯の割合は1986年の18%から2014年には27%に増加している。アメリカの調査結果は、日本と無関係とは言いがたいだろう。