1月の経常赤字は、日本の衰退か?

 

このほど発表された日本の2012年1月の経常収支は4373億円で、リーマンショックにより世界同時不況が起きた2009年1月以来初の経常赤字であり、統計において比較可能な1985年1月以降最大の額である。

 

背景としては、欧州債務危機をはじめとする世界経済の頓化や円高による輸出減少に加え、原発の停止でLNG(液化天然ガス)の輸出が大幅に増えたことによる輸入増加に、中国の春期休暇が追い打ちをかけたことが大きい。

 

従来は貿易収支の赤字に対して、海外からの配当金受け取りなどである所得収支の黒字が上回っていたが、1月に貿易赤字が所得黒字を上回った。これを機に、原発再稼働への圧力が高まるのと同時に、日銀もさらなる金融緩和に踏み切る可能性が高まるだろうとの見方が強い。

 

季節的な要因が大きく、一時的な現象だとの声は多いが、今までのような「輸出立国」ではもはやなくなっていく趨勢は続くだろう。

 

しかし、これは「衰退」という表現をするべき現象では決してなく、各国にとって日本が「最終消費地」となって世界的経済を支えているということに他ならない。

 

今考えるべきことは、世界中からモノを買って世界経済を牽引するとともに、さらに付加価値を生む新産業を創造し、製造業をもう一段レベルアップすることだろう。(光)

 

【関連記事】

2012年1月26日付本欄 【新聞読み比べ】日本の貿易赤字は世界の"希望"

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3750

 

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