民主党代表選に出馬する意向の野田佳彦財務相が13日、次期代表に選ばれたら自民党、公明党との「救国連立内閣」を目指す考えを示した。

民・自・公大連立が加速しそうだが、この動きは6月初めに菅直人首相が退陣表明した後、後継候補に野田氏が推された際にまったく同じ展開になった。そのとき大連立を主導したのは、民主党側が仙谷由人官房副長官、自民党側が大島理森副総裁。

仙谷・大島コンビが進める野田連立政権は、「増税大連立」だと指摘されていた。

今回も、仙谷氏は前原誠司前外相のグループに属しながらも、別グループの野田氏の支援に動いている。自民党内で連立に最も積極的なのはやはり大島氏だ。

このまま「増税大連立」が実現するのか。そうなれば、仙谷氏は民主党幹事長に就任し、「院政」を敷くことになりそうだ。(織)