先行きが不透明な時代。個人も企業も、貯蓄に動いています。
日本銀行によると、6月末時点で、個人の預金残高が1031兆円と過去最高になりました。また、金融機関を除く民間企業の金融資産は1185兆円となり、過去最高の伸び率を見せています。
財務の基本は、「入るを量って、出ずるを制す」。つまり、入るお金の方を多くして、出ていくお金をできるだけ抑えることです。これを、個人で実践し、学者でありながら、日本屈指の大富豪になった人がいました。
その名は、本多静六。
本欄では、その勤倹貯蓄のエピソードを通じて、本多の「お金の考え方」に迫ります。
【これまでの記事】
本多静六流 富に至る定石は"平凡"にあり
https://the-liberty.com/article/17592/
本多静六流 蓄財の定石は"自立"にあり