5月にカリフォルニア州ロサンゼルスで行われたデモの様子。写真:Hayk_Shalunts / Shutterstock.com

黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に拘束され、死亡した事件をめぐって、人種差別に反対する抗議デモが全米で続いています。

平和的なデモが多い一方で、建物を破壊したり、放火したり、略奪行為に走ったりする過激なデモが横行し、連邦軍の投入まで議論されるほどでした。

これについてアメリカのビル・バー司法長官は、「アンティファなどの過激派集団が暴力行為を扇動した証拠がある」と発言。6月6日に東京・渋谷で行われたデモでも、アンティファの旗を持った人たちが確認されており、日本でその名前が広まっています。

本欄では、元メンバーの発言や潜入調査などから、組織の実態を探ります。