HSU長生キャンパスに不法侵入する藤倉容疑者(赤い囲み)。

1000人近くの学生が通う、幸福の科学が運営する高等宗教研究機関「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」に無断で侵入したとして、千葉県警茂原署は20日、建造物侵入の疑いで、東京都葛飾区のフリーライター、藤倉善郎容疑者を千葉地検に書類送検した。

関係者によると、藤倉容疑者は昨年10月、千葉県長生村にあるHSU長生キャンパスの敷地内に侵入。この日、同キャンパスでは、「第4回HSU祭」が開かれており、藤倉容疑者は、多くの学生や近隣住民などに紛れ込んでいたという。

藤倉容疑者は昨年1月にも、東京都内にある幸福の科学の教団施設に建造物侵入した罪で起訴されており、現在は、刑事被告人。

2018年3月23日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者を書類送検 建造物侵入の疑い

2018年6月14日付本欄 カルト新聞の藤倉善郎容疑者 建造物侵入の罪で起訴

同様の行為を繰り返す藤倉容疑者に対し、幸福の科学グループは数年前から、施設や行事への立ち入りを禁止する旨を口頭や文書で繰り返し通知していた。

当時、HSU側から通報を受けた茂原署は、藤倉容疑者を任意同行。その際、藤倉容疑者はパトカーに先導され、茂原署にたどり着く様子を車の中からネットで生中継するなど、愉快犯的な心理をのぞかせていた。

事件当時、HSUの関係者は「多くの学生が気持ち悪がっています。学生たちが日ごろの学業の成果を発表する大切な日にもかかわらず、こうした騒ぎを起こすことは許せません」と語っていた。

藤倉容疑者を利用するマスコミに「正義」はあるのか

近年、こうした常軌を逸した嫌がらせや不法行為を続ける藤倉容疑者を「ジャーナリスト」と祭り上げ、そのコメントを使いながら、幸福の科学への誹謗中傷記事を書く週刊誌などのメディアがある。

だが、特定の団体や人々に嫌がらせや不法行為を続ける藤倉容疑者を「ジャーナリスト」と紹介して書く記事に、どれほどの信頼性があるだろうか。

今回の書類送検を機に、各メディアは、藤倉容疑者との付き合い方を見直すとともに、どのような価値観・正義に基づいた「ジャーナリズム」で記事を書いているのか、読者に説明責任を果たすべきだろう。

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