東ヨーロッパのバルカン半島の南西部、ギリシャの北に位置するアルバニアの首都ティラナで11日、首相の退陣や総選挙の実施を求める大規模な反政府デモが起きました。

デモ隊は首相官邸に火炎瓶を投げ込むなどの過激な行動に出て、治安部隊が催涙弾や放水銃で応戦。負傷者も出ている模様です(12日現在)。

アルバニアという国は、多くの日本人にとってなじみが薄いでしょう。

ただ、本欄で取り上げている重要な出来事の1つに、中華民国(台湾)が国連から追い出された問題があります。そこでは、「アルバニア決議」というものが行われました。

今回は、この決議において、中華人民共和国(中国)が巧妙な戦略を描いていたことについて見ていきたいと思います。