「二〇二一年は、一九二一年に中国共産党ができてから一〇〇周年に当たる。そこで、共産党の生誕一〇〇周年の祝杯を台北であげるのだ。中国は軍事占領するわけではなく、現状のままで、台湾に『中華民国』という表札を下ろさせ、『中華人民共和国台湾省』という表札に替えさせるだけでいい。要は、台湾は新疆やチベットのようになるわけだ」

中国軍事専門家の平松茂雄氏は、2012年末に発刊した『実践・私の中国分析』(幸福の科学出版)の中でそう指摘し、「台湾はまもなく中国に併合されるだろう」と警鐘を鳴らしていました。

それから約6年が過ぎた現在、中国の習近平国家主席が「台湾への武力行使も辞さない」と発言するなど、台湾の危機は現実味を帯びてきています。

今回は、大川隆法・幸福の科学総裁が今月3日、台湾の台北で行った講演「愛は憎しみを超えて」の内容に触れつつ、台湾の問題について考えてみたいと思います。