写真提供:ピクスタ

2019年2月号記事

個人の人生、社会、国家、人類、地球そして宇宙。

すべてを幸福な未来へ導くための羅針盤として、ワールド・ティーチャー(世界教師)大川隆法総裁の法話をお届けしてまいります。

大川隆法 未来への羅針盤

World Teacher's Message No.264

『人格力』講義 (4)

器に応じて置かれる立場は変わる

2018年6月16日 幸福の科学・特別説法堂

ビジネス界のリーダーたちに評判の『人格力』。
このほど説かれた法話「『人格力』講義」を全5回にわたって掲載します。

『人格力』

『人格力』

大川隆法著

幸福の科学出版

前回は、「お客様第一は伝わる」という話をしました。お客様を喜ばせたいという気持ちは伝わります。ですから、「感動や喜びを与えるような仕事をしたい」という気持ちを持っていただきたいです。

特に解決してほしいことは、能力的に高いと判定されている人たち、いわゆる学歴エリート、あるいは塾も含めた秀才たちが、自我力ばかりを伸ばしていく傾向が出ていることです。やはり、これを乗り越えないかぎりはよくならないと思います。

自分自身によかれと思い、全ての成果を手に入れようとする気持ちを持っている人たちが、人との競争をうまく勝ち抜いて、上がってくる結果、国富を増やすことになっていないように思えて仕方がないのです。自分の給料は他人より少しよくなるのかもしれませんが、そういう人が上に立つことによって、多くのチャンスが失われると、国富を減らすことになります。

それならば、それほど偉くなってもらう必要もなく、それほど秀才になってもらう必要もなく、結果、リーダーとして勘違いされる必要もなかったということにもなります。どうかこの点を間違わないでいただきたいと思います。