「人工生命体は、すでに誕生している」

こう聞くと、多くの人は驚くのではないでしょうか。実は、人間が生み出したまったくの新生物がすでに存在しています。

生みの親は、アメリカの科学者・実業家であるクレイグ・ベンダー博士。博士は、ヒトゲノムなどを解読した天才科学者として知られる一方、「科学より利益に興味がある」と、他の科学者たちから非難されている人物でもあります。

ベンダー博士は20年もの歳月をかけ、人工生命体「ミニマル・セル」の作成に成功しました。