幸福実現党の立党9周年を記念する全国大会が4月30日、東京都内で行われ、幸福の科学グループの中継網を通じて、全国に生中継された。

現在、同党には全国で21人の公認地方議員がいる。昨年の同時期の9人から、2倍以上増えた計算だ。

大会では各議員の挨拶と活動報告の後、地方議員団長を務める横井基至・新潟県阿賀野市議が「9年間、皆様に1日も欠かすことなく活動していただいた成果として、今、私たちがここに立っています」と党員や支援者に感謝を示した。

また松島弘典・党幹事長は「来年、立党10周年の際には、100人を超える地方議員と共に大会を行い、参院選に向けて戦っていきたい」と決意を述べた。

大会には、幸福実現党が推薦し、3月の沖縄県石垣市長選で3選を果たした中山義隆・石垣市長から、お祝いのビデオメッセージが寄せられ、感謝の言葉と石垣市の尖閣諸島を守り抜いていく決意が語られた。

最後に、釈量子党首が登壇。

釈党首はまず「地方選挙も、党勢を拡大するための活動ではない。『一人ひとり、一軒一軒を救っていきたい』という、愛の活動がそこにある。この『心に寄り添う政治』という原点を確認したい」と訴えた。

その上で、中国に侵略された新疆ウイグル自治区の出身者が「党に助けを求めに来た」というエピソードを紹介。その人物は「ある日突然、自分の親が黒い袋を被せられて、中国当局に『再教育キャンプ』に連行された」と訴えてきたという。そのキャンプには現在、100万人近くが収容されているというのだ。

これを受けて、釈党首は「ナチスを超える人権弾圧」と訴えた。

そして、「マルクスの共産党宣言を打ち砕くまで、私たちの戦いは終わらない」と、日本が北朝鮮や中国などの共産主義・独裁主義国家と対峙できるようになるための、活動や言論発信を行っていく決意を述べた。

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