このほど衆院厚生労働委員会にて、生活保護改正法案が通過しました。

改正案には、原則として価格の安いジェネリックの医薬品を使用すること、受給世帯の子供が高校卒業後に進学する場合に一時金(自宅生は10万円、下宿生は30万円)を支給することなどが盛り込まれています。

現在の生活保護の受給者数は約212万人、受給世帯は約164万世帯に上ります(2018年1月時点の厚生労働省のデータ)。生活保護の予算額は年間約3.8兆円で、その約半分が医療扶助です。

本欄では生活保護のあり方について、考えてみましょう。