「この広い宇宙で地球人は孤独なのだろうか」という問いかけに対し、多くの人が「そんなはずはない」と答える。億年単位の宇宙の歴史の中で、たかだか千年万年、進化の先を行く生命体がいないという方に無理がある。とすれば、なぜ彼らは地球人と遭遇しないのだろう……という疑問が出るのはもっともなことだ。

9月23日付米FOX NEWSの記事では、このテーマに関するイギリスの天文学者の興味深い論文を紹介している。

記事によると、スコットランドの天文学者ダンカン・フォーガン博士が、1973年に発表されたハーバード大学のジョン・ボールによる「動物園仮説」の前提について考察している。「動物園仮説」とは、「宇宙人"クラブ"に属する進化した宇宙人たちは互いに、地球を動物園のような観察対象としてしか見ておらず、干渉はしない」という考え方である。

フォーガン博士の考える前提とは、 進化した宇宙人たちは互いに連絡を取り合う"クラブ" に加盟しており、(地球のような)「原始的な社会とは接触しない」ということに皆が同意しているというものだ。そうでなければ、どこかで出逢ってしまうこともあり得るからだ。

博士は、コンピューターに宇宙のハビタブル・ゾーン(居住可能なゾーン)など様々なデータを入れ、文明のシミュレーションをしてみたという。文明間でコミュニケーションのやりとりが続く条件としては、光の速度で行って戻ってくるまでの長い時間、その文明が存在するか、もしくは数多くの文明があるという状況が想定できる。

シミュレーションの結果、博士は、「数多くの小さな銀河クラブが散在しており、どうやら地球は、"地球とは接触しない"という派閥に属しているようだ」と考察した。ただ、地球が自らのテクノロジーを進化させると、状況は変わるかもしれないともいう。

宇宙人の行動をシミュレーションするためには、彼ら自身のデータもいるので、こういう想定はなかなか困難だと博士は言っている。しかし、大川隆法・幸福の科学総裁による数々の宇宙人リーディングでは、まさに現在進行形で地球を観察中の宇宙連合のトップに、そのものズバリをインタビューしている。『ザ・コンタクト』に収められた内容の中から、いくつかを紹介する。

  • 地球内では自治が許されていても、ひとたび宇宙に出れば、地球人の自由にはできない。彼ら(宇宙連合)の管理下にあり、すべて把握されている。
  • テクノロジーだけでなく、認識力や意識のレベルも等しく上げなければ、宇宙連合に入れる文化水準にはならない。地球は、まだその水準にないので、実は彼らに庇護されている。
  • 地球を庇護するものの中心は、2000~3000年周期で交替する。
  • アメリカ、ロシアは宇宙に出て経験しているため、そのことをもうすでに分かっている。中国はこれから学ぶことになる。
  • 日本の意識の遅れ方が激しく、困っている。

ある意味、「動物園仮説」のように、我々は何も知らずに観察されていたわけだが、地球は、アメリカのようにかなり情報をつかんでいる国もあるが、その一方で魂といった霊的なものや科学技術などあらゆる格差がありすぎるのが現状だ。今後、宇宙デビューするにあたって、地球人として霊的、物質的両面からの進化と地球人も宇宙人の一員であるという自覚が必要だろう。(純)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『ザ・コンタクト すでに始まっている「宇宙時代」の新常識』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1531

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