山口敏太郎のエックス-リポート 【第36回】
2015.06.29
2014年8月号記事
No. 036
山口敏太郎のエックス-リポート
オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する
(やまぐち・びんたろう)
1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015
オランダのデルフト工科大学のハンソン教授率いる研究チームがこのほど、「量子テレポーテーション」の実験を行い、電子を100%の精度でテレポーテーションさせることに成功した。
ただし、物質そのものを瞬間移動させるのではなく、2つの粒子間での「情報の伝達」を可能にしたという意味だ。これは、極めて小さな物質間に起きる「量子もつれ」という現象を利用して、1つの粒子が3メートル離れた場所にある別の粒子へ情報を伝達したというもの。この成功は1年ほど前のことだが、最近は25キロメートルもの距離で情報伝達に成功したという報告もある。
ハンソン教授によると、将来は人間のテレポーテーションも可能になりうるという。SFの世界の出来事が、現実になりつつあるのだ。
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