台湾の学生たちのひまわり運動は今 元海将補・川村純彦氏に聞く

2015.06.08

川村純彦

プロフィール

(かわむら・すみひこ)元自衛隊統幕学校副校長・元海将補。1936年生まれ。防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。対潜哨戒機パイロットや、在米日本大使館駐在武官などを歴任。現在、NPO法人岡崎研究所副理事長や日本戦略研究フォーラム理事を務める。

台湾で昨年3月、与党の国民党が、中国との「サービス貿易協定」を強行採決。これに反発した学生たちによる「ひまわり運動」は、国会議長の譲歩を引き出して終結した。台湾の学生たちの運動は、今、どうなっているだろうか。

発売中の本誌2015年7月号では、中国の海洋戦略について川村純彦氏にインタビューを行った。紙幅の関係で割愛せざるを得なかった、台湾についての内容を今回お届けする。

台湾人の8割以上が、中国との「統一はNO」

――台湾の学生運動は今、どのような状況でしょうか。

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