コーランの内容に見るイスラムの平和を愛する心【3分で学ぶ世界の教養】
2015.02.05
イスラム過激派組織「イスラム国」のニュースが連日世界を騒がせています。こうしたニュースだけを見ていると、イスラム教は暴力的な宗教に見えてしまいます。しかし本来、イスラム教は平和と寛容を愛する宗教。その精神はイスラム教の聖典「コーラン」の内容からも感じられます。
「コーラン」は、神(アッラー)が預言者ムハンマドを介して降ろした言葉を収めたもので、全114章で構成されています。神の言葉を正しく伝えるため、アラビア語から翻訳することさえも禁じられており、他言語に翻訳された「コーラン」はあくまで解釈本との位置づけです。「コーラン」の中には「殺せ」などの過激な言葉も見られますが、その大部分が平和や寛容をすすめています。
今回は、「コーラン」の中からイスラム教の平和を愛する心や寛容性を感じられる言葉をいくつかご紹介します。
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