【各紙拾い読み】リニア着工ゴーサイン 日本を豊かにする「交通革命」に期待
2014.10.19
18日付各紙朝刊から、注目記事を拾い読み。
政府がリニア着工を認可(各紙)
太田昭宏・国土交通相は17日、JR東海が2027年に品川―名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線の着工を認可した。同社は今後、測量や設計、用地取得、建設会社との工事契約などを順次進める。実際の土木工事は、年明け以降に開始される見通し。
⇒大阪も含めたリニア開通により、東京―名古屋―大阪の各都市間での「ヒト・モノ・カネ・情報」の往来が飛躍的に活発になり、さらに大きな富を生むことは間違いない。1964年に開通した東海道新幹線も、当初は戦艦大和、万里の長城、ピラミッドの「世界三大無用の長物」に並ぶと批判された。環境への悪影響や資金難を懸念する声もあるが、JR東海には日本を豊かにする誇りと責任感を持ち、堂々と事業を進めてもらいたい。
慰安婦を「強制」 辞典の記述是正を(産経新聞)
一部の国語辞典などに「従軍慰安婦」の項目が存在し、それらが「日本軍による強制」と説明されていることが問題視されている。17日の衆院文部科学委員会でも議題に上り、辞典を使う子供たちへの影響を懸念する声や、説明文の是正を求める意見が相次いだ。
⇒慰安婦に関する記述をめぐっては、教科書問題が取り上げられることが多かったのに対し、辞典の記述は「盲点」だった。先般、朝日新聞が、吉田証言に関する誤報記事を取り消したが、そもそも日本軍が組織的に女性たちを強制的に慰安婦にしたという事実はない。3月の第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した映画「舟を編む」でも描かれたように、辞典は何十年もかけて編纂されるため、その信頼性は極めて高い。記述の早急な是正を望む。
連合が2%ベア要求(各紙)
日本労働組合総連合会(連合)は17日、来年の春闘で、毎月の給与水準を「2%以上」引き上げるベースアップ(ベア)要求を行う方針を発表した。連合によるベア要求は2年連続で、前年の倍以上の高水準。安倍晋三政権は「アベノミクス」による経済の好循環を実現するため企業の賃上げを奨励しているが、経営側は今回の要求を「高すぎる」と警戒している。
⇒連合がさらなる賃上げを要求するのは、電気料金の値上げや円安による輸入代金の増加、消費増税により物価が上昇し、実質賃金が減少しているためという。確かに、8月の実質賃金は前年比3.1%減で、14か月連続のマイナスとなっている(厚生労働省HP「毎月勤労統計調査」)。2015年10月に消費税率を10%に引き上げるか否かの判断が迫ってきているが、「増税はやる。でも、賃金は上げろ」というのでは、経営側はたまらないだろう。安倍政権は、もっと実体経済の現実に触れるべきだ。(翼)
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2014年6月14日付本欄 特許をすべて公開するビックリ経営 「敵はガソリン車」と言うEV車メーカーの"殊勝な算段"
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2010年5月号記事 【日本を創ろう】(2) 交通革命で人生の持ち時間が3倍になる!
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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