終戦の日 幸福実現党、靖国参拝で「日本の誇りを取り戻す」誓いを新たに
2014.08.16
69回目の終戦の日を迎えた15日、幸福実現党は、釈量子党首をはじめとする党役員や関係者40人以上が、東京・千代田区の靖国神社を訪れ、本殿に上がって昇殿参拝。国を守るために戦って命を落とした英霊たちに祈りを捧げた。
本誌の取材に答えた釈党首は、「『後に続く者を信ず』と言って倒れられた、英霊たちの御霊安かれと祈る気持ちとともに、日本の神々の気持ちを忖度(そんたく)しながら、お参りをさせていただきました」「新しい日本の未来をつくることを誓い、行動の決意を固めさせていただきました」と述べている。
幸福実現党は同日、党本部の入る港区のユートピア活動推進館で、「終戦の日 英霊への感謝と未来への誓い」を3回に分けて開催。合わせて約500人が参加したこの式典では、宗教政党として日本と世界の平和と繁栄を祈念した。
式典では、釈党首が「大川談話―私案―(安倍総理参考)」を読み上げた。「大川談話」とは、「河野談話」や「村山談話」に代わる政府の歴史認識を示す新たな談話案として、大川隆法・幸福の科学総裁が昨年、提案したもの。「先の大東亜戦争は、欧米列強から、アジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕くとともに、わが国の正当な自衛権の行使としてなされたものである」「本談話により、先の『河野談話』『村山談話』は、遡って無効であることを宣言する」などとうたっている。
幸福実現党は、新たな歴史認識を示す談話の発表を、引き続き政府に求めていく構えだ。終戦の日にあたって発表した声明の中で、同党は「安倍首相には、新談話を発表し、正しい歴史観に基づく日本の姿勢を内外に鮮明にするよう重ねて求める」としている。また、「国家のために一命を擲った英霊に哀悼の誠を捧げることは一国の指導者にとって当然の務めであり、独立国家としての根幹にかかわる問題」として、安倍首相が再び靖国神社に参拝するよう求めた。
戦後70周年にあたる来年に向けて、中国や韓国は歴史問題で日本に対する外交攻勢を強化してくると予想される。「日本の誇りを取り戻す」というスローガンを掲げる幸福実現党は現在、中国が3月、南京事件と慰安婦問題の資料について、ユネスコ記憶遺産への登録を申請したことに抗議する署名活動を行っている。12月4日同党本部必着。
釈党首らとともに昇殿参拝した幸福実現党員(50代・女性)は、「日本人だから靖国は絶対に来なければいけないと思い、参加しました。祖父がフィリピンで戦死し、靖国に合祀されています。現地で伝染病が発生し、薬が足りない中で、祖父は自分の薬を人に分け与えて亡くなったと聞いています。英霊たちの誇りを取り戻すために努力したい」と語っている。
釈党首は、終戦70周年の節目に向けた同党の活動について、「特に中国・韓国の反日的な動きが非常に活発化しています」「どのような思いで何を訴えていくのかが、非常に重要な時期になるのではないかと思います」と語った。(居)
【関連サイト】
幸福実現党 「プレスリリース 終戦の日にあたって」
http://info.hr-party.jp/press-release/2014/3330/
幸福実現党 「中国による『南京大虐殺』『従軍慰安婦』のユネスコ記憶遺産への申請に抗議し、 日本政府に万全の措置を求める署名」
http://info.hr-party.jp/2014/3159/
【関連書籍】
幸福の科学出版 『「河野談話」「村山談話」を斬る! 日本を転落させた歴史認識』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=992
【関連記事】
2014年9月号記事 日本とドイツもう謝罪は要らない - 日独は「誇り」を取り戻せ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8170
2014年7月2日付本欄 「日本の歴史は日本人が解釈すべき」 テキサス親父が来日公演
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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