「箱舟伝説」のノアが語った、猛暑・豪雨・台風などの異常気象・災害の背景

2014.07.27

公開霊言抜粋レポート

『旧約聖書』、箱舟伝説の真相に迫る

「ノアの大洪水」は、どこまで真実か?

ノアの霊言

2014年7月10日収録

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

世界中の自然災害件数は、この30年で2倍近くに増えていると言われる。日本では2011年に東日本大震災が起き、2013年の夏は史上最高気温を記録、豪雨による被害も甚大だった。今年の6月には東京に雹(ひょう)が降り、7月には同月で史上最大の台風がやってきた。猛暑による熱中症患者も増えている。海外でも2013年にフィリピンでの巨大台風「ハイエン」を筆頭に、大災害が多発している。

異常気象や大地震などが頻発したとき、昔の人々は東洋・西洋に関わらず、「神の怒り」「天意」と考えた。近年の自然災害は、そうではないと言い切れるだろうか。「神罰と災害」の神話で最も有名なのが、『旧約聖書』の「ノアの箱舟伝説」だ。大川隆法総裁は、「現在の災害の背景」「箱舟伝説の真相」を探るべく、物語の主人公、ノアの霊言を収録した。

アメリカ人の60%が信じている「ノアの箱舟伝説」

「神は、悪に染まり堕落する地上の人々を洪水で滅ぼす、と決めた。しかし、正しい心で生きるノアだけは助けようとされた。

神は、ノアに洪水の到来を告げ、箱舟の建設を命じた。ノアは、周りに馬鹿にされながらも巨大な箱舟を完成させ、妻と、息子たちとその妻、すべての動物のつがいを箱舟に乗せた。

洪水は40日続き、地上の生き物を滅ぼした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかったが、水が引いた後、箱舟は高い山の上にとまり、ノアは人類の新たな始祖となった」

この「ノアの箱舟伝説」を、多くの日本人は様々な神話や空想くらいにしか思わないかもしれない。しかし、アメリカ人の60%が、この伝説を単なる訓話ではなく、事実だと信じている(2004年米ABCニュース調査)。

最近、この神話を描いた『ノア 約束の舟』という映画が世界で上映され、アメリカで興行成績1位となった。実はこの映画、内容や描写が「聖書の解釈として間違っているのではないか」と、激しい論争を引き起こしている。それが話題を呼び、高い興行成績にもつながったようだ。西洋人にとって、「ノアの方舟」伝説はそれだけ真剣な問題なのだ。

「ノアの大洪水は実際にあった」と言われる理由として、類似の洪水神話が世界中に存在することが挙げられる。シュメールの神話、メソポタミアの叙事詩、ギリシャ神話、中国の説話、ヒンドゥー教の聖典ほか、200以上の神話に、「神が怒って洪水を起こした」「事前に船を作って逃れた人がいる」といった内容が書かれているという。

箱舟の残骸が見つかったという話もある。箱舟が流れ着いたと言われているのが、中東で最も高い、トルコのアララト山。2010年、この山に登ったトルコと中国の考古学者チームが、標高4000メートル地帯に箱舟と思われる構造物を発見したという。チームが採取した木片に炭素年代測定を行ったところ、箱舟伝説と同時期の4800年前のものであることがわかり、話題を呼んだ。

ノアの箱舟は様々な神話の中で、最も「現実性のある話」と思われているのだ。

大洪水はあったかもしれない。しかし神話の詳細は……?

似たような事実は、太古の昔にあったのかもしれない。しかし、ノアはどの地域の人物だったのか、箱舟に誰が乗ったのか、どのように洪水を知ったのかなど、詳細に関しては疑問も大きい。それに対して、ノアの霊はどう答えるのか。

ノアの霊は、当初住んでいた場所に関して、 「川はあった」「油分が豊富な木があった」 などと描写したものの、当時は地図も無く、大陸の形も変わっていたためか、地理的な特定は難しかった。しかし、「地中海」や「サウジアラビア」「日本列島」の、現在とは大きく異なる様子を語った。

また、聖書では舟に乗った人類は数人の家族だけだったと書いてある。これが本当かという質問に対しては、 「ノア教団」 という聖書には出てこない集団の存在を示唆した。他にも、流れ着いたのがトルコのアララト山だったのかどうか、「幅20メートル、長さ150メートル、高さ3階建て」というサイズは本当だったのか、大洪水はどのようにして起こったのかなど、興味深い“史実"が明かされた。

堕落した人類への「神の怒り」は真実だった

「『神』が怒って大洪水を起こした」という話はどうだろうか。

ノアの霊は、実際に神から 「内なる声が響いてきた」 という。その「神」は 「言うことをきくと、すごいかわいがってくれるけれど、言うこときかないと、すごい厳しい人のような気はして、これがたぶん、善悪を非常に厳しく言う西洋的な考えの元になっているのか」 と印象を述べたが、どの神かは特定できなかった。しかし、「神」の声をノアが聞いたことは真実だったようだ。

では、あの世のノアから見て、現在の世界はどう見えるのか。ノア霊は、 「神の声を信じる者たちが、この世が全部すべてだと思ってる人たちに、負けている」「(神は)地球を洗い流したい気持ちで、いっぱいになっているような気がしてしかたがない」 のではないかと、「神」の考えを推測し、近年の自然災害との関係をほのめかした。

たしかに、こうした話を聞けば「そんな神がいるとしたら傲慢だ」「災害で犠牲者が出ているのに、そうした話は不謹慎だ」と思う人は多いだろう。しかし、こうした唯物論的「常識」に対して、警告が出ているのかもしれない。

また、幸福の科学の大川総裁は数多くの霊言を出しており、その中には、人類への様々なアドバイスや警告が含まれているが、信じる日本人はまだ少ない。それに関してノアは、 「その言葉を聞かなかった場合は、大変なことが起きるんだということは、知っといたほうがいいと思う」 と、再度警告を発した。

この霊言では、謎の部分もあったが、多くの真相が明らかになった。何よりも、「『神』が怒って大洪水を起こした」「同様の危機が現在も迫っている」という話は、真実のようだ。

これは、昨年11月、フィリピンを直撃した巨大台風「ハイエン」にもいえる。大川隆法総裁は同月、この台風を起こした霊的存在を招霊したことがある。フィリピンの神と称するその霊的存在は、「神などいない」「人間は何でもできる」と考えている無神論・唯物論者に対して怒りをあらわにし、天変地異を通して目に見えない存在を感じさせようとしていることが分かった。収録された内容は、全国書店で発売されている『フィリピン巨大台風の霊的真相を探る』(大川隆法著)に収められている。

まだまだ続くかもしれない異常気象や自然災害。科学者たちは、温暖化や磁気の変化など、様々な科学的な仮説を提示するだろう。しかし、それらは仮説に過ぎず、仮にその仮説が正しくても、その背後に「神意」があることを否定できるわけではない。私たちは、そうした災害に際して、「人間のあり方はこれでいいのかを、問われているのではないか」という、謙虚な心を忘れてはいけないだろう。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『フィリピン巨大台風の霊的真相を探る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1052

【関連記事】

2012年4月号記事 天変地異から日本を救え

http://the-liberty.com/article.php?item_id=3880

2013年11月26日付本欄 フィリピンの巨大台風はなぜ起きたのか? 台風を起こした霊的存在にインタビュー!?

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7006

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。

詳しくは⇒⇒⇒
大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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