混迷の渦中にあるタイ・インラック首相の本心 親日国タイの重要性
2014.01.20
反政府デモが長期化している仏教国のタイでは、2013年末に最大野党の民主党が今年2月2日に実施される総選挙をボイコットすると表明。首都バンコクは、25万人を超える大規模デモの参加者によって封鎖され、インラック首相の身柄を拘束する可能性も示唆している。インラック首相は17日、予定通り総選挙を実施する方針を示したが、こう着状態を打破する道はまだ見えない。
国を揺るがす混乱の渦中にあるインラック首相は、タイの進むべき方向性をどう考え、日本に何を期待するのか、その胸中を明かしたスクープとも言える一書が、20日から全国書店で発売される『タイ・インラック首相から日本へのメッセージ』(大川隆法著)だ。
実は、大川総裁は2013年にタイへの巡錫(説法をするために訪問すること)を予定していたが、現地のデモなどの影響で実現できなかった経緯もあり、インラック首相の守護霊を招霊し、インタビューを試みることになった。
退陣説もささやかれるインラック首相の守護霊は、タイ国民の多くが民主主義のあり方を理解できていないことへの苦悩を語った。
タイでは長らく王政が続いてきた伝統もあり、「王政は長期政権で安定しているが、民主主義は不安定な政治体制である」と考えられていて、しかも国民にとって民主主義とは「デモ」のことだという程度の理解に留まっていると嘆いた。
それ以外にも、タイ仏教の主流である上座部仏教が抱える全体主義的な傾向や、イスラム勢力による脅威、中国からの侵略の危機など、タイが抱える内憂外患の現状が語られている。
中国包囲網をつくるために、安倍首相がタイを訪問したように、日本とタイは共存共栄することが望まれる。その実現に向けて、インラック首相が日本に期待することは大きい。日本とタイの意外な「霊的つながり」についても明かされている。
タイという国の重要性を知り、宗教と政治の深いつながりを知り、そして日本が世界で果たすべき役割に目を向けるためにも、重要な一冊と言える。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『守護霊インタビュー タイ・インラック首相から日本へのメッセージ』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1089
アマゾン同書紹介ページ
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863954263/liberty0b-22/
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