ふとどき国家の叱り方! - サムライの国よ、目覚めよ
2012.10.26
2012年12月号記事
ふとどき国家の叱り方!
サムライの国よ、目覚めよ
中国や韓国が、日本をことさらに侮辱する外交攻勢を仕掛けている。しかし日本政府の対応といえば、「遺憾の意」を示すばかりだ。日本はもう一度、「サムライ国家」としての意気を示し、ふとどき国家を「叱る」義務がある。
戦後の主な謝罪・償い外交
- 1965年 日韓基本条約
- 日韓は賠償請求権をお互いに放棄して国交正常化。だが日本はかたちを変えた「戦後賠償」として、資金供与と借款を含めて約8億ドルの経済援助を行った。
- 1978年 日中平和友好条約
- 日中国交正常化。中国は賠償請求権を放棄。しかし日本は「戦後賠償」として、2008年までに総額3兆6千億円以上の対中ODA(政府開発援助)を実施し、インフラ整備ばかりか軍備拡張に間接的に協力した。
- 1982年 近隣諸国条項(宮沢談話)
- 日本の歴史教科書が、中国への「侵略」を「進出」に書き換えたという誤報が発端となり、宮沢喜一官房長官が、教科書の改定にあたっては周辺諸国の意向に配慮するという異例の談話を発表。中韓が日本の歴史教科書を政治問題にする口実を与えた。
- 1993年 河野談話
- 河野洋平官房長官が、戦時中に日本軍が慰安婦の募集などに関与していたと認め、「心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」と謝罪。「日本軍の慰安婦強制連行」というつくり話を世界に広め、日本人の名誉を貶めた。
- 1995年 村山談話
- 終戦から50年の節目に当たり、村山富市首相が「(日本は)植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」と謝罪。「日本はアジアに永遠に謝り続けなければならない」という贖罪史観の象徴と言える。
- 2010年 菅談話
- 菅直人首相が「当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました」と韓国に対する謝罪の意を表明。「日本は簡単に謝る国」という印象を与え、韓国に対する外交的な立場を弱めた。
日本政府の主な「遺憾です」発言集
- 1998年
- 北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン」の発射実験
「日本の安全保障や北東アジアの平和と安定、さらに大量破壊兵器の拡散防止という観点から極めて遺憾な事態であり、厳重に抗議する」(野中広務官房長官) - 2006年 北朝鮮がミサイル6発の発射実験
- 「北朝鮮に対して厳重に抗議し、遺憾の意を表明する」(安倍晋三官房長官)
- 2009年 北朝鮮がミサイル7発の発射実験
- 「日本を含む国際社会からの自制の要求にもかかわらず、北朝鮮が飛翔体の発射を実施したことは、たいへん遺憾だ」(浜田靖一防衛相)
- 2010年
- メドベージェフ露大統領が国後島に不法上陸
「北方四島は我が国の領土であるとの立場を一貫してとっている。大変遺憾なことだ」(菅直人首相) - 2012年8月
- 李明博・韓国大統領が竹島不法上陸
「李大統領とは互いに未来志向の日韓関係をつくろうと努力をしてきたつもりだが、極めて遺憾だ」(野田佳彦首相) - 2012年9月 中国で反日デモが暴徒化
- 「デモが一部暴徒化し、日系企業に多大な損害が出ていることは誠に遺憾だ」(玄葉光一郎外相)
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