【無料記事】「霊言」への疑問に答える part1

2011.10.27

2011年12月号記事

大川隆法のスーパー霊能力

「霊言」とは何か -3- 「霊言」への疑問に答える part1

松下幸之助、坂本龍馬、オバマ大統領の守護霊から悪霊、悪魔まで──。幸福の科学・大川隆法総裁の「霊言シリーズ」が毎週のように発刊され、「霊言ブーム」が起きている。だが、いったい「霊言」とは、どのようなものなのか。どのように収録され、その送られてくる“源”は何なのか。その答えに肉薄する。いざ、「霊言」の秘密の扉へ──。

本項は、その3 「霊言」への疑問に答える part1 (本誌P30~)

(編集部 小林仁先、赤井宏二、只木友祐)

「霊言」への疑問に答える  part1

Q.「霊言」なんて、信じられない

A.世界宗教は、すべて「霊言」から始まった

宗教学者の島田氏も、「霊言」については“判定不能"だった。ただ、「霊言」が歴史上存在し続けたことについては否定はできなかった。

Q.「霊言」なんて、信じられない

A.世界宗教は、すべて「霊言」から始まった

宗教学者の島田氏も、「霊言」については“判定不能"だった。ただ、「霊言」が歴史上存在し続けたことについては否定はできなかった。

「霊言」と聞くと、現代日本ではなじみが薄いが、歴史をひもとくと、実はずっと昔から連綿と宗教家や霊能者によって、行われてきたことが分かる。

世界宗教と言われる仏教、キリスト教、イスラム教も、実は「霊言」から始まっているのだ。

イエスが群衆に説法したときも、「天の父」の言葉を語る「霊言」と言える。

「天の父」の言葉を伝えたイエス

キリスト教の開祖イエスは、『聖書』の記述でこのように語っている。 「あなたがたが聞いている言葉は、私のものではなく、私を遣わした父の言葉である」(ヨハネの福音書14・24)。 このように、イエスは「天の父」からの言葉を話していたのだ。

「アッラー」のことばを霊言し『コーラン』を著したムハンマド

イスラム教の開祖ムハンマドはどうか。40歳の時、ヒーラ山の洞窟の中で修行していると、 天使ガブリエルが現れ、読み書きを知らないムハンマドに「読め」と命じ、アッラー(神)の言葉を伝えた。 その啓示はムハンマドが地上を去るまで25年にも渡り、それらの言葉が『コーラン』となったのだ。

梵天勧請をあらわすレリーフ。向って左が梵天。右が帝釈天。

神々が教えを乞いに来た仏陀・釈尊の場合

では仏教はどうか。日本ではさまざまな宗派がある。しかしこれらは、その宗祖たちが釈尊の言葉を伝えた経典をもとに、「この教えこそが釈尊の真意である」として立宗したもので、これを「経典宗教」と言う。

しかし、それらの経典宗教の根源をたどれば、すべて仏陀・釈尊に始まる。その釈尊が30歳で悟りを開いた時、「梵天勧請」という霊現象があったと仏典は伝えている。これは、 「梵天」というインドの神が、悟りを開いた釈尊に、「どうか衆生を救うために、その悟り高き教えを説いて下さい」と頼みに来た という話だ。さらに、「神々との対話」「悪霊との対話」も仏典に遺っている。

神ヤハウェより「十戒」を授けられたモーセ。

キリスト教に霊界思想を入れた霊能者たち

キリスト教の前身でもあるユダヤ教の開祖モーセは、有名な「十戒」を神ヤハウェより授けられ、それを人々への指針とした。その後も旧約の預言者と呼ばれるエリヤ、アモス、エレミヤ、イザヤ、第二イザヤなど、神の言葉を伝える霊能者たちが次々と現れた。

時代が下っても、霊能者は連綿と出現している。キリスト教においては、グノーシス派と呼ばれる神秘主義の一派が現れ、神の言葉を伝えたが、異端審問の迫害に遭い全滅した。

だが、その後もキリスト教に欠けている転生輪廻や霊界思想を補うために、多くの霊能者が現れた。霊界の様子を伝えたスウェーデンボルグ、「眠れる予言者」エドガー・ケイシー、神智学協会を創ったブラヴァツキー夫人など。さらに1857年以降、アメリカやイギリスを中心として興ったスピリチュアリズムの流れがある。

大本教の2 代目で大霊能者と呼ばれた出口王仁三郎。

日本神道も霊言の宝庫

日本神道もまた「霊言」が中心だった。日本の中心神である天御中主神、天照大神は、常に神と交霊し、神の御心を政治に反映しようとする「祭政一致」を実践した。神々の姿を著した『古事記』も、稗田阿礼が“誦習"(声に出して読む)したものを太安万侶が筆記したと言われている。つまり稗田阿礼は神々のことばを「霊言」によって伝える役目だったと言える。

時代が下り、 幕末以降、神道系の新宗教が次々と現れたが、みな「霊言」によって神々の言葉を伝えた。 黒住教の黒住宗忠(1780~1850年)、天理教の中山みき(1798~1887年)、金光教の金光大神(1814~1883年)らは、みな「神」からの啓示を受け、新たに宗教を興した。大本教の出口なおは、国常立之神からの神示を「お筆先」(自動書記)で伝え、二代目の出口王仁三郎(1871~1948年)は口述つまり霊言によって『霊界物語』を著した。

このように古今東西、常に神々の言葉を伝える霊能者は存在している。ただし、そのレベルはさまざまだ。イタコやユタなどの巷の霊能者のレベルもあれば、一宗一派を興せるくらいの教えを説ける霊能者もいる。さらに世界宗教を興す巨大霊能者、救世主レベルの人もいる。歴史を見れば、「霊言」がいかに人々の生きる指針となってきたかが分かるだろう。

霊能者が宗教を つくってきた

B.C.13世紀 モーセ

B.C.9~6世紀 旧約の預言者たち (エリヤ、アモス、エレミヤ、イザヤなど)

B.C.6世紀 釈尊

B.C.5世紀 ソクラテス

A.D.1世紀 イエス・キリスト

2~3世紀 グノーシス派

7世紀 ムハンマド

10~11世紀 カタリ派

16世紀          ノストラダムス

17~18世紀    スウェーデンボルグ

18~19世紀    黒住宗忠  (黒住教)、中山みき(天理教)、金光大神(金光教)、出口なお(大本教)

※1848年=スピリチュアリズムの始まり (この年、マルクス・エンゲルスの 『共産党宣言』が発刊)、「ハイズビル事件」など

19世紀 ブラヴァツキー夫人(神智学)、ルドルフ・シュタイナー(人智学)

※19世紀後半~20世紀前半「第一段階」=物理学的な霊現象で霊界の証明を行う

クルックス、クック嬢、ケティー嬢、コナン・ドイルなど

※20世紀初頭「第二段階」=霊界通信で霊界思想を普及する アラン・カルデック『霊の書』など

※20世紀「第三段階」=心霊治療などで病気を治す

エドガー・ケイシー、 ジーン・ディクソン、谷口雅春(生長の家)など

★1956年

大川隆法総裁生誕=霊的な世紀の始まり (アクエリアスの時代)

Q.ふつうの霊能者とどう違うの?

A.霊能者にも様々なレベルがある!

大川隆法総裁

仏陀の本体意識である「本仏」つまり「久遠実成の仏陀」。その本仏が地上に肉体を持って下生した存在が大川隆法・幸福の科学総裁だ。地球の霊的存在で呼び出せないものはなく、その超絶した霊能力は、宇宙人の意識まで呼び出せる。

仏陀

「天上天下唯我独尊」で、天上界にも仏陀以上の存在はなく、むしろ神々が地上の仏陀に教えを乞いに来るレベル。「八万四千の法門」と言われるほど多様な教えを説いた中には、天上界の神々の「霊言」が多数含まれ、いまだに人類の教師となっている。

世界宗教の開祖

イスラム教、キリスト教など、世界宗教になるほどの高度な教えを天上界の神々から降ろせるレベル。特に「至高神」からの啓示、霊言は人類の宝として遺っている。

モーセ(ユダヤ教)  ソクラテス

イエス(キリスト教) ムハンマド(イスラム教)

高度な霊能者、預言者

神の声を日常的に聞き、それを書物や詩篇等で著したり、リーディングなどを行うレベル。

旧約の預言者(エリヤ、アモス、エレミヤ、 イザヤ、第二イザヤなど)

スウェーデンボルグ(1668─1772)

ルドルフ・シュタイナー(1861─1925)人智学

ジーン・ディクソン(1904─1997)

ノストラダムス(1503─1566)ブラヴァツキー夫人(1831─1891)神智学

エドガー・ケイシー(1877─1945)

・日本神道系の新宗教の開祖など。神がかり状態となって、「お筆先」や「お取次」をして、神のことばを伝える。

・キリスト教系では、グノーシス派、カタリ派など、霊能者集団が宗教改革を興そうとしたが、迫害に遭い全滅した。

黒住教の黒住宗忠(1780─1850)  天理教の中山みき(1798─1887)  金光教の金光大神(1814─1883)  大本教の出口なお(1837─1918)

ふつうの霊能者

巷の霊媒師や、沖縄のユタ、青森のイタコなど。トランス状態になって、霊が入って語る。入る霊は、先祖や守護霊など、それほど高い次元ではなく、語ることも日常レベルのことが多い。

憑依

「多重人格」やいわゆる「キツネ憑き」など、本人と違う人格が現れ、訳の分からないことを口走ったりするのは、悪霊の憑依で、霊現象としては一番危険なレベル。

大川隆法総裁による公開霊言の様子(2011 年8 月30 日、幸福の科学総合本部)

Q.霊能力を他の霊能者と比較すると?

A.大川隆法総裁の霊能力は 人類史上の大事件

霊能者、宗教者の歴史を見てきた。「霊言」が、啓示や預言、予言などと表現が変わっても、歴史上、常に人々の関心を集め、「神の声」を聞くことができる人こそが、仏陀や救世主と呼ばれてきたことが分かる。

では、20世紀後半に現れた大川隆法・幸福の科学総裁の「霊言」は、歴史上どのように位置づけられるのか。いくつかの角度から検証してみよう。

【霊言のスタイルは?】

世間の霊能者やユタ、イタコと呼ばれる人たちの場合、トランス状態といって、その人自身が意識を失うか、意識を「乗っ取られて」霊が話し出すスタイルがほとんどだ。「眠れる予言者」と呼ばれたエドガー・ケイシーの場合も、ケイシー自身は催眠状態になって、霊がその口を借りて話すというスタイルだった。

では、大川総裁はどうか。映像を見た雑誌記者も「あれ、もう入ったの?」と驚くほど、簡単に霊が入る。しかも、 大川総裁の意識ははっきりしたままで、時折、総裁自身の意識が語るなど、「二人羽織」状態で霊言ができるのだ。

このようなスタイルで、しかも2時間、3時間という長時間にわたっての霊言を、毎日のようにできるというのは、これまでの常識ではいかなる霊能者でも不可能だ。

【霊言の「送り主」は?】

実は、多くの霊能者の場合、「霊言」の送り主の名前ははっきりしていない。イエスの場合は「天の父」という表現や「精霊」と表現されている。ムハンマドの場合は「アッラー」と呼んでいるが、これは「神」という意味。そのアッラー自身が「われわれ」という表現をしている箇所もあり、複数の霊からの言葉であることが分かる。

釈尊の場合も、梵天が出たり悪魔が出たりするが、多くの説法の場合、誰からメッセージが送られたかは遺されていない。

近代の大霊能者であるエドガー・ケイシーの場合は、依頼主の名前は特定されているが、過去の偉人たちから言葉を伝えられたケースは少ない。

これに対して、大川総裁はどうか。公開霊言では、「これから○○を招霊します」と固有名詞をあげて、コンタクトを開始すると、たちどころにその霊が現れる。

総裁が呼び出せない霊は現時点で、この地球上に存在しない。 イエス・キリスト、孔子、ソクラテス、ムハンマドなどの高級霊をはじめ、歴史上の偉人、現代に生きている人の守護霊まで、誰でも呼び出せるのだ。

実はこれは、人類の歴史上の「大事件」であって、かつてこのように固有名詞を呼べば誰でも呼び出せるほどの霊能者は存在したことがない。

【悪魔にも霊言させる能力】

イエスを荒野で40日も試したといわれる悪魔ベルゼベフ。釈尊が悟りを開くとき、それを妨げようと誘惑した悪魔マーラ・パーピーヤス。地獄の帝王といわれるルシフェル。あるいは真言宗の中興の祖といわれながら地獄に堕ち、悪魔となった覚鑁。

これらの悪魔は実在し、この世の権力者や宗教家に取り憑いて世の人々を惑わし、混乱させる。悪魔たちは、その名を明かさず隠れて暗躍するのが常だ。この世の人間に正体が知られるとその力が弱まるからだ。

どのような霊能者や宗教者であっても、悪魔の正体を見抜くのは容易ではないし、悪魔に「霊言」させるというのは歴史上見当たらない。

ところが、大川総裁は、悪魔のナンバー1であるルシフェルや、ナンバー2であるベルゼベフをも、その名を呼んで霊言させてしまう (『エクソシスト入門』『現代の法難(4)』参照)。悪魔までも手のひらに乗せて、口を割らせることができる。

その意味でも大川総裁は、釈尊やイエスを超え、悪魔たちの正体を暴く能力を持つ、最強の「エクソシスト」と言えるだろう。


タグ: 霊能力  霊言  世界宗教  霊能者  2011年12月号記事  歴史 

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